DOCORシステムとは

Driver Or Car Condition Reading System: ドコールシステムは、
車両にデジタルタコグラフ車載機 VR-1000(国土交通大臣認定ディジタル式運行記録計(型式指定番号)自TDII-98)を設置することで

  • 乗務員の勤務状況
  • 乗務員の生体情報
  • 車両の状態
  • 車中の混雑状況
  • GTFSファイルの生成による各種機関・ご利用者様へ情報提供
  • バス接近情報

など、乗務員や車両の管理からご利用者様への情報配信まで、
1つのシステムで簡単な管理を可能とします。

DOCORシステム 概要図

デジタルタコグラフ 車載機 VR-1000

車両の速度・位置情報・エンジン回転数・温度などの情報を取得します。
運転者は社員番号やルート番号等を入力し業務を行うことで、管理システムでの日報出力を可能とします。
生体カメラによって心拍・脇見・眠気などの記録が、乗降客カウントセンサーによって車内人数の把握が可能です。
すべての情報はLTE通信で0.5秒毎にサーバに送信されます。

国土交通省「令和5年度 運行管理の高度化認定機器(国土交通大臣が選定したデジタル式運行記録計)」に選定されました(機器一覧番号:U1016)
国土交通省「事故防止対策支援推進事業(運行管理の高度化に対する支援)」について、詳しくは こちら

DOCOR管理システム

管理システムはWebブラウザで操作可能で、特別なソフトは必要ありません。
車両から送信された情報はリアルタイムで確認でき、現在の情報はもちろん、過去情報の検索も可能です。
車載機の情報を元に運行指示書や日報の出力、乗降客カウントセンサーの情報から集計したバス停毎の乗降客数など、様々な機能が用意されています。

GTFSによる情報配信

管理システムに必要な情報を入力することで、GTFSフォーマットのファイルを自動的に生成することができます。
これを乗換案内機関へ提供することで、ルート探索などをした際の検索性が向上します。
また、GTFSリアルタイムにも対応しており、遅延・運休情報を即座に配信することが可能です。

生体カメラモジュール

近赤外線カメラにより、運転者の心拍波形・心拍数・視線等の状態を非接触で状態を判定します。
近赤外線LEDを利用しているため暗所や環境光変化の影響が少なく夜間でも問題なく動作します。
判定された情報は車載機VR-1000を通じてサーバに送信され、運行管理者が遠隔でリアルタイムにモニタリングすることができます。

バス乗降客カウントセンサー

バスの扉上部にカメラを設置し、画像解析を行うことで乗降客のカウントを行います。
従来の横張式ビームセンサと違い、複数人が乗車した場合、同時に乗車と降車が起こった場合やドア付近に滞在する人がいた場合などでも、高精度で安定したカウントが可能です。

その他の活用例

路線バスでの利用を目的に開発されたDOCORシステムですが、デジタル式運行記録計であるためトラックでの運送管理などにも適用可能です。また、温度管理に特化したシンプルモデルは冷蔵庫などで利用していたくことが可能です。